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サークルMUU大陸のブログ。 きりしゅや/ホタロウ/zoyの三人の変人がゲームを造ったり、ご飯を食べたりしているところです。 ゲーム置き場はすぐ↓のリンクからどうぞ。
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 艦隊これくしょん Re:World's End
 第一話 叢雲と連装砲

 彼女と‘ぼく’が
 はじめて出会った日のこと。
       ――天叢雲剣



 ――艦娘とは 呪われた兵器である。
 禁忌封印対象 第4技術 艦娘


 1-1.叢雲10868193

 突然の強い振動に、意識はまどろみから浮上する。
 先ほどまで水中にいた私は、突然空中に放り出された。
 浮力に支えられて浮いていた私の体は、支持力を失って重力に引かれて落下する。
 ――感じられるものといえば、炎が肌を焦がして、じりじりと焼け付く痛みくらい。
 どうやら、近くが炎上しているらしい。
 そして、その直後、身体は壁に強く打ち付けられた――いや。
 壁ではない。これは床だ。周囲に視線を向けると、後方にガラスの割れた縦長のカプセルがあった。――なるほど、あれが先ほどまで私がいた場所ーー培養槽か。
 どうやら私は培養槽から、投げ出されてしまったらしい。
「――あ、ぐ」
 痛む体を推して立ち上がる。
(何が……起きたの?)
 自己定義開始。私は駆逐艦・叢雲10868193。初期教育は――辛うじて終了。自己認識は問題なし。蒼銀の髪、ネーブルの瞳。体幹、四肢、五体――五臓六腑に問題なし。されど艤装なし、衣類なし。よって戦闘は不可能。この身は不完全で、代であれど城ではないらしい。今の私は正体不明の首輪以外は、なにも身につけてはいない。
 培養槽内で植え付けられた知識が私に教えてくれる。私たち艦娘は、肉体を完成させるまでの段階で洗脳教育を終えるのだ。よって、ある程度の知識で状況を把握できる。培養槽があるということはここはおそらく建造ドックだろう。
 この状況。さては建造の最終段階、完成目前にもなって、叢雲の肉体は何らかのトラブルで建造ドックから排除されたらしい。
 そして。
「逃げなさい、はやく!」
 そう叫びながら、隣の建造ドックを叩き割る深海棲艦――軽巡ヘ級が見えた。
 ――え。
「叢雲10868193! 目覚めたのね! この娘を連れて逃げなさい!」
 そして軽巡へ級が渡してきたのは栗色の髪の少女。年の頃は私と同じくらいだ。
 ――艦娘? それも駆逐艦級か。
「電21329212よ。それより敵が来ているわ。
 貴女たちを失うわけにはいかないの。右に扉があるから、早く逃げて!」
「敵って!」
 私に教育されている知識が、現在の状況に違和感と疑問を提起する。人間と深海棲艦は戦争中。私たちはその中で、人間によって深海棲艦と戦うために作られた存在だ。
 目の前の深海棲艦。軽巡へ級こそが、私たちの敵のはずなのだ。
 なのに――彼女は私たちを守るどころか、逃がそうとすらしている。目前にいる無防備な艦娘など格好のエサで、彼女らにとっては大喜びで破壊する存在でしかないはずなのに。
「ごめんね。説明してあげている暇はないの。もう敵はすぐそこまで来てるから。
 迎撃しないと――」
 そう言って、彼女は私の肩に手を置いた。その左手にきらりと指輪が光る。
 意味くらいは理解できる。彼女には、大切な相手が居るのだろう。けれどそれは人間の文化であり、深海棲艦が知っているものではないはずだ。
 瞬間。
 正面の壁をぶち抜いて、重巡級の深海棲艦――重巡リ級が現れた。他にも駆逐艦級がうじゃうじゃと随伴している。
「行って!」
 叫ぶと同時に軽巡ヘ級が主砲を放つ。それだけで一隻の駆逐艦級――駆逐イ級が骨肉ごと爆ぜ飛んだ。
「でも!」
 状況は詳しく分からない。けれど、彼女は私たちを守ろうとしてくれて。
 目前には、彼女ごと押し潰そうとする数多もの敵がいる。
 海の向こうからも、きっと押し寄せてきているのだろう。
 ――だめだ。
 私を助けてくれる、彼女はきっと敵ではない。
 駆逐艦・叢雲10868193の心は、この深海棲艦をこの死地に置いては行けない、と――そう思ったのだ。
 しかし。
「機械艤装がないと、貴女たちは戦えないでしょう! 早く!」
 確かにそれが現実である。
 今の私は服もなければ艤装もない。艦娘とすらいえない、一人の小娘にすぎない。
 ここにいても、ただの的にしかなり得ない。
「……艤装。見つけたら、戻ってくるから!」
 私はそう言って、電を抱いたまま踵を返した。
「――じゃあ、私は頑張って待っていないとね」
 そんな言葉が、背中に投げかけられた。
 部屋の隅にあるのオートドアを抜けると、三重のシャッターが閉じる。
「電! 電起きて! 電21329212!!」
 ――どうして、深海棲艦が艦娘の建造ドックにいたのか。
 どうして、敵である私たちを守ってくれたのか。
 どうしてーー深海棲艦同士で争っていたのか。
 はっきり言って、なにも分からない。全てが、私に与えられた知識と食い違っている。
 けれど、私たちを襲ってきた敵が居ることは確かで、それがやはり深海棲艦であることも確かだ。
 だったら、私たちのすべきことは決まっている。
 ――戦うことだ。私たちは、そのために生まれたのだ。

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遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

見に行ってきました
むろんガンドラXとカレーアイズ・ココイチドラゴンも確保です確保

おおよそ、見たいことはほぼ全部見せてくれた映画でした。
むしろ見せてくれないだろうと思っていたところまで見せてくれたといえましょう。
不満点は唯一、城之内のデュエルがなかった、これだけです。
尺を考えれば仕方のないことではありますが。

以下はネタバレしまくるので注意してください。

劇場版をみる前のきりしゅやさんとホタロウさん
「漫画読んで思ったけど、あの幼女ラスボスじゃね?」
「ラスボスかはわからんが黒幕ではあるよな」
幼女にごめんなさいしないといけない……。

とりあえず、これ以降はストーリー展開を追いながら感想をちまちま。

始まって即映る軌道エレベータ。えっ、起動エレベータ? 遊戯王で? なんぞ?
と、思ったら社長の起動エレベータでした。きっちり形がKC(海馬コーポレーション)になっているあたり芸が細かいといえましょう。
社長は起動エレベータで何かしているのかと思えば、その裏でエジプトで千年パズル発掘に精を出していました。まあ闇遊戯に会いたいんでしょう。
なんか仮想空間で自分の記憶から再現した仮想闇遊戯とデュエルしたと思えば、おまえやっぱ偽物だわ、でぐっしゃあしちゃうし。
しかし今回の驚きの一つ。なんとアニメ作品だというのに、ライフポイント8000です。
かなり新鮮ですよこれは。
そんなこんなで今回のエネミー枠、藍神くんの登場です。
彼はシャーディーの教え子で新人類のリーダーです。
シャーディーと喋ってたショタ藍神くんと選ばれし子供たちは、演技が棒読みすぎてとても選ばれたとは思えないことは今は置いておきます。
様々な原作の伏線が改修された今回の映画ですが、むしろ一人だけ昔からよく分からなかったやつがいました。
……あまつさえここにきて謎を増やしていったシャーディーっていったいなんやねん。
首尾よく千年パズルを発掘した海馬に藍神がデュエルを挑みます。
方界の効果を利用しまくり、海馬のドラゴン5体を行動不能にしてロック。
しかし大ピンチの海馬は突然地面からオベリスクの巨神兵をドローします。
カードは拾った。
カードはなんか変化した。
カードは作りだした。
カードは書き換えた。
カードは埋まってた!←NEW
まあ、デュエル場所はあの、崩落した2人の遊戯の戦いの儀の祭壇なので、地面にそりゃオベリスクも埋まっていようものなのですが。
モンスター効果は封印したはず! とオベリスクに驚愕しながらも強がる藍神くんに対し、
「モンスターではない……神だァ!!!」と無茶な理論でゴッドハンドクラッシャーを発動させて勝つ社長。
悠々と千年パズルを持ち去りますが、藍神にピースを二つ奪われてしまいます。
ついでに、発掘現場から漏れる金色の光。
藍神の仲間の一人がそれに反応して様子を見に行ってみると光る千年リングが。
ゾーク・ネクロファデスさんしっつこぉ……!
藍神くんは千年リングに操られた仲間をなんとかしてしまい、千年リングは砂漠に放置して去りました。
その後御伽の親父が出てくるとか藍神の正体が分かるとか藍神が奪った千年パズルピースのひとつが表遊戯に渡るなどいろいろあり、表遊戯と藍神が海馬主催の大会で激突します。
ガイアロードさん馬がないですよ! と思ったらあとで増えたり、藍神の方界超帝インディオラ・デス・ボルトが思った以上に私好みのモンスターだったりしました。
いや、あの古代壁画っぽい顔が消えたら機械仕掛けの顔があるとかちょうかっけえ。
しかし馬を手に入れたガイアロードさんの敵ではなく、遊戯の勝利に終わります。
海馬の持っていた分も合わせて全ての千年パズルのピースが表遊戯の手に揃いました。
そのまま闇遊戯を復活させてほしい海馬は表遊戯と戦います。
どうやら戦いでピンチにすれば闇遊戯が帰るものと思っている様子。
しかし、攻撃はすべて表遊戯にしのがれ、さらには反撃を許し逆転。表遊戯をあくまで闇遊戯の器としてしか見ていなかった海馬君は激おこです。
さらに追い打ちとして、表遊戯は闇遊戯の魂はすでにパズルの中にはなく、もう一度パズルを完成させても闇遊戯は戻らないことを海馬に打ち明け、海馬を倒し……
そんな中、藍神くんは一人砂漠にいました。そこに落ちていたのはあの時の千年リング。
藍神くんは千年リングに取りつかれ、かなりキモいゾーク・ネクロファデ藍神くんになってしまいます。
千年リングろくなことしねえな相変わらず!!
表遊戯と海馬の決着がつく直前に乱入したゾーク・ネクロファデ藍神くん(以下ゾー神くんと記述)は暗黒方界神クリムゾン・ノヴァで遊戯と海馬を追い詰めます。
ところでこいつ、ターン終了時に自信にも相手にもライフポイントに3000ダメージを与える効果を持っています。OCGで見たときはなんでこんな効果が? って思ったけど分かりました。
2時間に5回もデュエルがある映画で尺を縮めるために、無理やり自分も相手もライフポイントを削る必要があるからです。いらねえ効果付けられたOCGクリムゾン・ノヴァさんに謝ろう!?
その進化系クリムゾン・ノヴァ・トリニティに追い詰められた表遊戯ですが、そこに闇遊戯が降臨、一言もなしにマハードを召喚、クリムゾンノヴァトリニティを撃破し、ゾー神くんを倒して世界の崩壊を食い止めました。
およそこんな感じです。締めとしては。

1.マジでモンスターのCGと演出がすごいです。ブルーアイズ系列がとくにヤバいです。
  一回見ておくべき価値はあると思います。

2.その割を食って、また2時間に5回もデュエルを詰め込んだため、カード効果の説明が必要最低限どころか必要な効果も説明していない感じすらあります。ハショりまくりです。考えるな。感じろ。
でも、見る前にムービーパックに入ってるカードはひととおり記憶していくとよろしいでしょう。
「俺は儀式召喚!ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン!」みたいな感じです。
「カオス・フォームを発動!」も「カオス・フォームの効果の説明」もありません。
むしろ、効果説明がいかにアニメシリーズ遊戯王の尺を奪っているかがよく分かる事例であったと言えましょう。

3.俺のチョコ・マジシャン・ガールとかいう黒スト神はなぜ影も形もないんだ?

4.闇遊戯との再会を諦めていた表遊戯も、再会を諦めなかった海馬も正しいという解釈は素晴らしいと思う。

5・海馬と表遊戯の関係の決着。これが見たかった。闇遊戯もぺらぺら喋らないのが大物感でまくりでよい。

6.Q:ラストシーンで海馬くんは死んでしまったんですか?
  A:決闘者があの世に行ったくらいで死ぬとでも思うのか

では、本日はこのあたりで。

見てきました。もう、情報出たときからワクワクして待ってました。
キャラデザや声優とかでいろいろ言われてたけど、そんなもの吹っ飛ぶくらいの見事なデジモンアドベンチャーでした。
ほぼ完璧。自信もって80点をつけられる。そんな映画です。
100点は取るのは難しいからね、仕方ないね。
とりあえず曲のCDは全部買います。なにさズルいぞあんなの。

以下ネタバレいっぱい語るので折り畳みます
語りたくて仕方ありません、むしろ語らいでか。



ガルパン歴ひと月くらいだけど見に行ってきました。
なんか梅田ブルク7で見たら大阪だと他のとこで見れないくらい大音量らしいね?
ブルク7でみちゃったよオイ。

とりあえず、最初の感想としては冒頭に始まった3分でわかるガールズ&パンツァーで、うっかり100秒でわかるガンダムUCを思い出してしまって不覚をとるのであった。
とりあえず以下ネタバレあり

 久々の更新です。

 楽園追放見てきました。
 多くの方のご感想通り、ネタバレせずに語ろうと思うと、おっぱいと尻しかない映画だったと思います。
 ぶっちゃけなにも考えないで語ると、アンジェラかわいいよアンジェラしか出てこないと思います。
 うちみたいな女の子主人公好きにはいい映画でした。
 
 なぜか気になる仁王像とゼウス的な管理者のなめらかさに比べて、妙にカクカクしてる出来の悪いポリゴン的なガネーシャさんはなんであんなことになってるのか。
 声が女性だったのも相まって気になってしょうがなかった。
 なにげにあのガネーシャさんお気に入りキャラの1人です。


 以下ネタバレあります。思ったことはいろいろありますが全部書くと尺が足りないので辞めときます。

 あときもいわーサンドワームまじきもいわー。





 予想はいろんな意味で裏切られた映画でした。
 途中で建てたフロンティアセッターの正体は何となく合ってましたが、なんかもっとSFハイテクなヤバいデカい情報網だろうと思ったらアレだよ。なんかぽつんと立ってるし、物語当初の黒幕の登場としてはショボ可愛い。


 あと見るまでどうせディンゴがフロンティアセッターなんだろうと疑ってました。
 アーハンのアンテナ破壊で疑心が確信に変わりましたが違いました。
 おっさんには謝っておきますごめんなさい。
 あとディンゴさんの本名、EDクレジット見るまで忘れてたんですけど!?
 本名の影が薄すぎる!

 あと最新鋭の機体手に入れて お、ロボットものっぽく無双タイムか? と思ったらゲリラ戦はじめるとか想定外だわー。

 こういうおはなしで微妙に気になってしまうのが、文明レベルの違いによる服装の違和感だったり。主にアンジェラさんの服装です。
 ジェドについたあたりで周囲と比較してのアンジェラさんの浮き具合が半端ない。
 なんか町中でアクセサリ売りのおばあさんに声かけられる直前、道行く人がアンジェラじっと見てて、ああ、やっぱ浮いてんだなと。
 それに関する周囲からの反応とかないのが個人的な違和感としてある。細かいとこ気にしすぎなのですが。
 それともあれかな、案外ディーヴァからの捜査官って珍しくはあるけど少なくはなく、道行く人が見て「あっ、ディーヴァの捜査官だ」ってあの服装で分かるくらい認知されたりしてるんだろうか。日本における電車の中で会う外人みたいな。
 ディンゴも何回も捜査官と捜査してる感じだったし。
 そんな違和感は途中からポンチョ羽織りはじめて軽減されるのであった。まる。
 ああいうヴィジュアルデザイン重視であの文明レベルの街歩くとヤバいですよ。
 アンジェラさんの路地裏の一幕とか。でもあの地上チャラ男的な人達はあんなヤバい服着て歩く女に良く絡んだな。
 あと、冒頭の海におけるディーヴァチャラ男と地球路地裏チャラ男を見て、ああ、やはりチャラ男はどこにでもいるのだと悟る。
 ディーヴァ住民は肉体を捨て精神のみで高位に至った進化した人類。しかし、ナンパされるしチャラ男はいる。そう考えるとチャラ男も人類を越えた高尚な存在の可能性が出てきましたよアンジェラさん。

 あとひたすらコスチュームについてディスじみたこと言いましたがあの服大好きです。だってエロいもん。ハイレッグレオタード好きだし。ストッキングだともっと良かったかもしれない。
 せめてブーツはニーソくらい欲しかった。路地裏チャラ男のシーンで思ったのが、あのレオタードもしかしてナイフを弾くくらい強いのかも知れない。そしたらチャラ男はナイフでほっぺぴたぴたし始めて、あ、こいつ分かってやがる!って思ったり。
 あと地味に動きにも服装的な制限入れてあるよね。冒頭付近のアンジェラさんが砂丘のクレーター登ってくる時の歩きづらさとか。あのハイヒールだもんねえ。
 あと熱出してぶっ倒れてもあの服だと身体が休まらなさそうなんですがそれは。

 そういえば、ED付近で撃墜された元同僚の捜査官が包帯巻いてるシーンあったけど、あの2人帰れるんだろうか。
 あと、事件は収束しているし、もうすぐ使い捨てになるクローンボディに治療は必要だったんだろうか。
 ディーヴァ住民はあの身体にそんなに思い入れなさそうなんだけれども。

 と、こんなあたりで今日は筆を置くのだった。
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